チーズバーガーを頼んだら当然チーズバーガーが出てくる。『アイアムナンバー4』

アメリカ映画やドラマの学園モノによく出てくる学内階級社会、あれってホントにあるのかね。大体アメフト部(とチアリーダー)が頂点にいて文系とか科学オタクが底辺にいる、みたいな。それとも郊外の田舎町だけに残った習慣なのかしら。

という事で
『アイアムナンバー4』
またアメコミ原作か、と思ったら違うんだね。
主役のアレックス・ペティファーはゴツゴツしたイケメンで嫌いじゃないし、『glee』のクイン役の子が出てるのもなかなか嬉しい。ストーリーもソツないというか予想通りの展開でまあ、二時間飽きはこない。
学園ドラマメソッドとも言える「ヒロイン」と「ライバル」との三角関係もあるし、友人そして頼りになる相棒という要素もある。
でもそれ以上のサムシングが足りない。
マックでチーズバーガー頼んで、チーズバーガーが出てきたんだから何も文句はないんだけど、って感じだろうか。
特に期待を裏切った訳でもないし、期待を上回る驚きがある訳でもない。
そもそもそれほど期待して行ってもないんだが…。
それにしても、と思う。

潜在能力が解き放たれていくカタルシスみたいなものがイマイチ足りないのと、敵役に魅力が無いのがマズイんじゃないかな。強いんだかよく分からないし。

ただナンバー6のシーンは好きだ。登場の仕方がイチイチ恰好良い。悪くない。ちょっとベタだけどね。

それにしてもアメリカの縁日は派手だよね。メリーゴーランドとかジェットコースターとか。でもあのお化け屋敷、クオリティ高すぎると思うんだ。

ちなみに原作者のピタカス・ロアさんはナンバー4の母星ロリエン星からやってきた宇宙人らしいです。
つまりはそういう事です。