安仁屋さんが「今年のカープは101勝します!」という季節を待ちながら。

海の向こうでは赤いチームがワールドチャンピオンとなった。
一方、我が赤い鯉チームは結局のところ5位でシーズンを終えてしまった。
しかし春先の事を思えば、よく無事にシーズンを終える事ができたな、というのが正直なところかもしれない。
シーズン開幕前に神宮で開催されたヤクルトとのチャリティマッチ。それを観にいった頃は「野球どころじゃないよな、実際」という気持ちがあった。
晴れた空の下で期待のルーキー福井くんのピッチングを見ながらも、どこか浮き足立つような感じで、常に「得体の知れない闇」みたいな不安がシミとなって消えていない。そんな状態だったように思う。
もちろん未だに僕たちを巡る状況は好転している訳ではない。ないが、こうやって半年間「わはは、勝った!」「うわー、負けた…」と一喜一憂できたというのは、文字通り有難い事だったと噛み締めるべきなんだろうね。


さて今季の観戦成績は8勝8敗。見事に五割。チーム本体の勝率が.441であった事を考えるとなかなかの好成績ではないだろうか。
先発投手別の内訳はバリントン4、まえけん2、篠田2、福井3、ジオ2、ソリアーノ2、大竹1の計16試合。
滑り込みで大竹の登板試合を見れたのは良かった。やっぱりねえ、大竹なんですよ。大竹の笑顔が見たいのです。
8勝した試合を勝利投手別でみるとこうなる。
バリントン3、福井1、ジオ1、梅津1、豊田1、青木高1。
こうしてみるとバリントンとの巡り合わせが良かったみたいだ。一方でまえけんの勝ち試合は見ていない。ふむ。今季の状態と割とシンクロしていると言えるのかな。
ついでに球場別でも見てみようか。
ズムスタ 2勝3敗
東京D  0勝1敗
神宮   3勝2敗
ハマスタ 1勝1敗
京セラ  1勝0敗
西武D  1勝0敗
マリスタ 0勝1敗
去年は神宮で負け試合を観る事が多かったけど、今年は中々良い感じ。東京ドームは元々余り行かない方だけどやはり勝ち試合は観れなかった。そもそも2勝しかしてないんだっけ?東京ドームで。
マイ観戦ベストゲームは…そうだなあ。

6月9日(木) 対西武ライオンズ (西武ドーム

かな。
松山のプロ入り第1号が飛び出た試合。セカンドベースを周りながらガッツポーズをする松山の姿が印象深い。
この日は何故か先発のバリントンもソックスをクラシックスタイルにしていたんだよね。似合っててカッコいいんだ、これが。


結果として5位となり、優勝はもちろんAクラスにも入れなかった今季。でも8月までは「これは、もしや…」と思わせる勢いがあった。
最終的に脱落してしまったのは、まあ結局はそれが力不足という事なんだろうけど、まあ頑張ったよ。若鯉たちも出てきたしね。


というわけで、来年は期待の新人野村君がやってきます。いや、正式には決まってないけど。
バリントンが残留して大竹が復活、まえけんも終盤に調子を戻してきたし、福井も成長してくれるだろう。
栗原、廣瀬はもちろん来年も鯉戦士。
丸や松山の台頭。それを目の当たりにした赤松も今以上に力をつけた選手となるのは間違いない。天谷だってまさかこのままで終わってしまう選手じゃあるまい。
前田、タクローといったベテランの存在も頼もしい。
つまり何が言いたいかって言うと


どう冷静に分析しても
優勝してしまうんじゃないだろうか。
という事なんです。


開幕はまだか!