いやでもチェルノってネーミングはどうかと思うよ。『パシフィック・リム』

本来なら大好物のはずなのに、何故か箸が進まない。体調が悪いわけでもないのに。

という事で
パシフィック・リム』(3D

冒頭のシーンにはホントにワクワクした。
橋が襲われてるところや、怪獣に立ち向かう無力な戦闘機といった場面は「怪獣映画が始まる!」という気分が高まってきてかなり期待度がグングン上昇した。
予告編をyoutubeで見直してみたら
メチャクチャ面白そうなんですけど!


それなのに…、という感じでどうにもシックリこなかった。
前夜にソニックマニアで徹夜したことが理由ではないと思う。体調も悪くなかったし、決して眠たくなったということもない。
それなりには楽しんだはずだが、期待していたカタルシスを感じることはなかった。
終盤の怪獣対決シーンも本来なら「いやっほうううううっ」ってアホ面晒して喜ぶところなんだが…。
「これは家族の分!」のところや「ロケットパーーーンチ」の部分なんて、もっとアガるハズなんだけど、もうひとつって感じになってしまって。

ストーリー上に瑕疵があったというつもりもないし、そういったタイプの映画でもないことはハナから承知。
イドリス・エルバロン・パールマンを筆頭にキャストは悪くなかった。というかこの二人は良かった。それだけに少しもったいない気がする。
思うに、怪獣との対決が夜ばっかりだったのがいけないのではないか。
夕暮れの対決シーンなんてあったら、もっと印象が違った気もしてしまう。いっそ怪獣のボスがメトロン星人でもいいくらいだ。

と文句ばっかり言ってても仕方がないので、気に入ったところを。
森マコがドリフト(パイロット二人の意識を同期させるプロセス)中に、トリップしちゃうところは悪くなかった。
けどそれが覚醒へのカタルシスにいまひとつ繋がっていかないのが残念。


と結局、愚痴になっている。

結論 ロン・パールマンが最強の怪獣だった。