2011-01-01から1年間の記事一覧

ポップコーン禁止映画。 『ツリー・オブ・ライフ』

子供の時、夕食の席でいきなり兄に熱々のご飯を頭に乗っけられたことがある。 まったく理由は判らない。 とそんな事をふと思い出したりして。 という事で 『ツリー・オブ・ライフ』 序盤のナショナルジオグラフィックあるいはディスカバリーチャンネルのよう…

「渚のハイカラ人魚とピーター・マーフィーのお辞儀」 サマソニ初参戦メモ 

元々ライヴに足繁く通う方ではなくて、前に行ったのがoasisの武道館。もしかしたらスーパーカーの赤坂ブリッツ。とにかくそのあたりだ。10年前。 フェスに至っては学生時代に同級生に誘われて行ったジャパンスプラッシュ以来だ。全て20世紀の話。そんな自分…

冥府魔道、修羅の道。『モールス』

最近は映画雑誌も読まなくなっていて、情報はネットから得る事が多い。Twitterで知らなかった映画の存在を教えられて、思わぬ拾い物をするケースも少なくない。いやはや、便利な世の中になった。 それだけに気をつけないと、必要のない情報まで収集してしま…

「スコリモフスキ」って発語的快感があるね。 『エッセンシャル・キリング』

「本物の雪を撮影したからといって、それが映画の中で雪に見えるとは限らない」と偉い先生が言っていたが、そういう意味ではこの作品では雪がとっても雪だった。という事で 『エッセンシャル・キリング』ひたすらビンセント・ギャロが逃げる。言ってみればそ…

小悪魔に踊らされた男の悲劇。 『トランスフォーマー:ダークサイドムーン』

戦国モノとかヤクザ映画とかで「ほら、あの男を倒せばアンタの天下だよ!やっちまいなよ」なんて男をけしかける女、なんて図式がよくある。 パターンとしては、その気になった男は無惨な末路を迎える事が多い。 さて 『トランスフォーマー:ダークサイドムー…

「ATF連邦捜査官のバーデンだ。開けろ」というセリフが似合いそう。

もちろん顔で野球をする訳じゃないし、未知数の選手に過度な期待をしちゃいけないのかもしれない。 しかし新加入のバーデンはなかなか良い面構えをしている。 まるで海外ドラマのFBI捜査官でもやれそうな風格。 笑顔が魅力の二枚目系バリントンに、野性味溢…

シャマランかシャラマンかいまだに迷う。 『デビル』

最新作の『エアベンダー』は未見だし、『レディ・イン・ザ・ウォーター』も見逃している。そんな自分ではあるが、シャマランは好きな映画作家だ。という事で 『デビル』とはいっても今回のシャマランは監督ではなくて原案と製作。今回は彼が立ち上げたプロジ…

イザベラ・ロッセリーニが鳳蘭みたいに…。

懲りずにお絵描き。 デニス・ホッパーはまあまあ、だけどイザベラがね。失敗。 ツィゴイネルワイゼンの原田芳雄の顔半分が常に影になっている意味は何か。分からんけど。 それにしてもこの映画での食べるシーンはどれも妙に旨そう。

鈴木清順は再婚したというのに。

そうはいっても最後に映画館で原田芳雄を見たのは確か『パーティ7』だったりする訳で、全ての出演作を観ているわけではない。 『竜馬暗殺』も観てないし。 そんな自分が言うものおこがましいが、やはり原田芳雄は好きな役者。 世代的な問題もあるかもしれな…

ホントに優勝したんですねえ…。とカープについても言いたい。

という事で、鮫島選手の走り方良いですよね。 背筋が伸びて重心が低い感じが好き。

チーズバーガーを頼んだら当然チーズバーガーが出てくる。『アイアムナンバー4』

アメリカ映画やドラマの学園モノによく出てくる学内階級社会、あれってホントにあるのかね。大体アメフト部(とチアリーダー)が頂点にいて文系とか科学オタクが底辺にいる、みたいな。それとも郊外の田舎町だけに残った習慣なのかしら。という事で 『アイア…

幼稚園児がプリミティブに落書きするが如く。 iPhone。

携帯の時は壁紙くらいは替えたけど、着信音はデフォ(ていうかバイブにしてたから鳴らしてない)だし、ストラップもつけてなかった。 しかし、iPhoneになるとカバーだのなんだのと色々カスタムしたくなるから不思議だ。 そしてiPhoneの本領はアプリ。いや、…

北野映画を思わせる静かなバイオレンス&セックス。『ラストターゲット』

有楽町の駅前と言えば「そごう」という世代。今はビックカメラになっていてその8階に角川シネマってのが出来ているのを今日知った。 なかなか綺麗で良い劇場なんだが…トイレがね、古いまま。これは残念でした。いや、古い劇場はそれはそれで味があって良いん…

リンゴを齧っても血は出てない。今のところ。

一番最初に触ったパソコンはMacだったりしたわけだけど、それは職場にあったのがMacだったというだけでそれほど思い入れがあるわけではない。 結局1年くらい経つと仕事でもプライベートでもWindowsしか使わなくなっていた。 i-macブームも通り過ぎ、「いや、…

テスト

試しにiPhoneから投稿してみる。 さてどうなりますか。

 お猿さん、芸達者過ぎるだろ! 『ハングオーバー Part2』

そうは言ってもなかなか酒飲んで記憶をなくす事はなくて、大体は「いやあ…覚えてないよ」って言って誤魔化しているだけだったりする。 むしろしっかり記憶していて、夜寝る前とかにふと思い出して「うわああああああ」となる事の方が多い。 と言う事で 『ハ…

暑い時こそアツイ映画を。『ドゥ・ザ・ライト・シング』

暑いからといって空調をガンガンに効かせることには抵抗を感じてしまう、とっても日本人気質なわけだけど、暑さを暑さとして感じるのもまた一興かと。という事で、暑苦しい夏の日に観たい映画。コレです。『ドゥ・ザ・ライト・シング』 予告編 埋め込み出来…

別に上半期まとめという事じゃなく。在庫一掃セール。

7月に入ったと言う事で、今年も半分終わった。 まあ、ベスト的なまとめは年末にゆずるとして。 このブログ始めたのが6月からなので、それまでに観た映画の事を蔵出し的にメモっておく事にする。 ちなみにコメントの長さと個人的評価はまったく比例しません…

ワイシャツの襟が汗でべっとり。そんな日こそ Summer in the city

暑い。 たまらなく暑い。クールビズとはいえTシャツ短パンという訳にはいかず、帰りの電車に乗っているとズボンがペトペト足にまとわり付いて気持ち悪い。 そんな暑さでボーっとした頭の中で、ふと「そういえばEatってバンドあったな」と思い出した。曲のメ…

志村けんかジャン・コクトーか。レディー・ガガの芸人魂。

いきなりコレである。 パッと浮かぶのは志村けんのコント。北野武の『座頭市』でもこのギャグを使った場面があった。 あるいはジャン・コクトーの映画。確かあれは『オルフェ』だったか、主役の男性が思いっきりこのメイクで登場する場面がある。真面目な場…

 本編はラスト5分。 『SUPER8』

親戚のおじさんに久しぶりに会ったりすると「あれ?○○君?大きゅうなって!ついこないだまでこーんな小さかったのに」なんて言うパターンがある。 まあ子供の方は「うるさいな。こっちは日々成長に忙しいんだよ!」って思ってたりするんだけど、自分が「親戚…

バリントンはエドワード・ノートンにもデヴィッド・ボウイにも見える、時がある。一瞬ね。

連敗もあった。連続イニング無得点もあった。 「交流戦なんてなければ良いのに」って言いたくなるようなシビアな戦績だったが、終わってみれば少し寂しさも感じなくもない。普段行かない西武ドームやマリスタ(じゃなくてマリンフィールドか)に行けるしね。…

ブルー・ジョン・キャニオンなう。  『127時間』

『スーパー8』への期待がハンパない状態で、これはもう公開したらすぐにでも観にいくつもりなんだけど、その前に『127時間』を観ておかないとならない。 いや「ならない」って事はないんだけど、なんとなく今観ないとそのままになりそうでね。 ちなみに自分…

ボーカルの人。今、先生やってるらしい…。 『オリンピアン』/ジーン

ウォークマンで聴く曲はだいたい同じアルバム/アーティストのものをリピートしてそればっかり聴く事が多い。 ピクシーズの時もあればPerfumeの時もある。レディ・ガガばっかりの時があれば、毎日ウィーザーだったりもする。 ちょっと前までは『スコット・ピ…

曖昧な回顧録。

記憶というものはいい加減なもので、多分都合の良いように覚えているんだろうね。 のび太のパパが少年時代に見た美少女が、実はのび太だったように。 というエピがドラえもんにあったというのもあやふやな記憶であって、つまりはメタ的、フラクタル的に(略…

このスクラップがC-3POになるのか!的な  『X-MEN:ファーストジェネレーション』

という事で『X-MEN:ファーストジェネレーション』を観てきた。 シリーズ化されスピンオフもあるような作品なので、当然、世界観が出来上がっている。その広がった世界観の「始まり」を描くとなると、どうしても「まどろっこしく」感じてしまうのは致し方ない…

ま、普通は包んで流すよな。 『アリス・クリードの失踪』

予告編の「ノーラン、タランティーノの再来!」という惹句が却って不安を感じさせていた『アリス・クリードの失踪』は、やはり『レザボアドッグス』や『メメント』のような”飛び級”的パワーはないのも事実。 しかし、なかなかの良作。 冒頭の黙々と誘拐の準…

若かりしグリッサム主任の暗い目。 『L.A.大捜査線』

いや、『エクソシスト』『フレンチコネクション』はもちろん素晴らしい。『恐怖の報酬』のリメイクだって昔、日曜洋画劇場で観て「ニトログリセリンこわー!」とか言いながらワクワクドキドキした記憶がある。「おれ、帰ったら結婚するんだ」⇒ドカーン的なフ…

チーバくんを見に行った訳ではない。

という事でまた昨日のダイアリーを。 <09:00>起床。 <10:00>マリスタ、じゃなくてマリンフィールドか。に向かう。遠いね。 <11:00>京葉線で目の前に座っている女の子が、なんというか20年くらい前の少女漫画のようなメイクアップをして…

ワンランク上のおっさんは〜 『さや侍』

例えば『ヒストリー・オブ・バイオレンス』の冒頭部分。始まった瞬間に「ああ…この映画、傑作だわ」と思わせる瞬間。 もちろんそれには遠く及ばないが、『さや侍』の冒頭、野見勘十郎が山道をたどたどしく走る場面は意外にも絵になっていて驚かされた。そう…